
高齢者を支える介護職の将来性
介護職は利用者の生活を支える重要な役割を担う仕事です。
専門職として必要とするスキルは沢山ありますが、適性とやる気があれば未経験の方でも挑戦できる職種でもあります。
年々高齢化が進むにつれて介護人材のニーズは高まるので、将来性は高いと言えるでしょう。
このように介護職は需要が高いことに加え、メリットも多い職種といえます。
それは、介護業界独特の高い求人需要が魅力的な上に、人とのコミュニケーションにやりがいを感じることも多いからです。
ここでは介護の仕事の魅力とやりがいを紹介します。
職を失うリスクが少ない
介護職の魅力の一つに、職を失うリスクが少ない点があります。
介護業界は慢性的な人手不足のため、今後も需要が高まることが予想されます。
また、介護業界は景気に左右されにくいという特徴があります。景気が悪くなっても介護は必要とされるので、求人数が安定しています。しかも、どうしても人の手で実施する仕事が多く、今後予想されるAIに職を奪われるリスクがとても少ないといえます。
その為、一度スキルを身に付ければ全国どこでも介護士として活躍できるので、職を失うリスクが極めて低い事が魅力の一つといえるでしょう。
性別・年齢問わず働きやすい
介護業界は、体力的にきついイメージがありますが、実は性別や年齢を問わず働きやすい職種です。
職場によっては日勤のみや夜勤専従などの求人もあり、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。
車いすやベッドからの移乗介護など重労働があるので「力が弱かったり、年齢が高かったりすると長く続けられないのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ボディメカニクスの論理をしっかりと理解し、テコの原理を応用すれば力の弱い女性や中高年の方でも安心して働ける環境が整っています。
さらに、施設長など管理職になれば、実務よりもマネージメント能力が求められるので身体的負担はさらに少なくなります。心身ともに健康であれば、60代以降でも活躍することが十分可能です。
資格取得がキャリアアップに繋がる
介護の資格は様々で、資格取得や特定の研修を受講することで段階的に知識を身に付けていくことができます。
介護の一般的なキャリアパスは以下の通りです。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護士の入門とされる資格です。
無資格・未経験で介護を始める方は、最初に取得することをお勧めします。
資格を取得することで資格手当が付くので処遇改善にもつながります。
介護福祉士実務者研修
介護職員初任者研修を取得した方は、「介護福祉士実務者研修」を取得することで、次に解説する「介護福祉士」の国家資格の受験資格の一つをクリアすることになります。
高度な技術を学ぶため、取得には450時間の研修が必要です。
ただし、介護職員初任者研修を取得した者は130時間分が免除されます。
介護福祉士実務者研修を持っていると、訪問介護事業所のサービス提供責任者になることが可能です。
介護福祉士
介護福祉士は、介護職で唯一の国家資格です。
取得方法は実務経験と研修から取得する方法と養成施設から取得する方法の2種類があります。
実務経験から取得する場合は、3年以上の実務経験と実務者研修の取得が必須です。
感謝される仕事
介護の仕事のやりがいは、なんといっても利用者やその家族からの感謝の気持ちを伝えられることです。
人の役に立ちたいという思いで介護職になったのであれば、なおさらやりがいがありモチベーションもアップするでしょう。
施設では、リハビリによってこれまで利用者が出来なかったことができるようになったり、小さなことでも状態に変化があったりします。
このような体験を通じて感謝されると、介護の仕事をして良かったという気持ちになるのです。
リビングスペースで介護のプロになろう
周りを見渡すと介護サービスを受けている人が身近にもいるのではないでしょうか?
介護される側やその家族にとって介護サービスは必要不可欠な存在です。
介護士の仕事は将来性が高く、利用者やその家族から直接感謝の言葉をもらうことができる魅力溢れた仕事です。
介護の仕事に少しでも興味を持った方は、リビングスペースで介護のプロを目指しましょう!