MAGAZINE 介護職初めてガイド

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介護職にありがちな3つの不安、仕事内容や将来性はどうなるの?

介護の仕事について

2023/01/18

将来的になくならず、常に求人が出続けている介護職は、魅力のある職種の一つです。

しかし、その仕事には未知数な部分が多く、学生の皆さんや介護職に就いたことがない人の多くが、ほぼ確実に抱くであろう3つの不安材料をまとめてみました。
介護の仕事について考える上で、ぜひ参考にしてみてください。

1、介護職の仕事内容が不安

夜勤は問題なくこなせる?

当有料老人ホームでは比較的介護度が高く医療依存度の高い高齢者が暮らされている老人ホームです。

正社員であれば、一人当たり月に5回程度の夜勤を担当するケースが殆どです。
とはいえ、実際に夜勤を任されるようになるのは、就職後1ヵ月程度が過ぎてからです。
初日からいきなり夜勤を任されることはありませんので、利用者の顔や性格を頭に入れることから始めてください。

当有料老人ホームでは、夜勤は1人で20~30名の入居者を見守ることになります。
基本夜勤は1人体制ですが、一部2人体制で運営しています。

どうしても夜勤は難しいとお考えの方はデイサービスで働くという選択肢もあります。
デイサービスは日勤帯の勤務となり、当デイサービスの運用は日曜日はお休みです。

排泄介助には慣れるもの

介護の仕事で最もイメージが掴みづらい仕事の一つに、排泄介助があげられるのではないでしょうか。

仕事をしていくうちに徐々に慣れてゆく人もいますが、においや汚れに対して強い苦手意識がある人は、仕事と割り切るのが難しいかもしれません。

排泄介助は、実は入居者との関わりが非常に深い仕事です。
介護の仕事のモチベーションについて聞かれたとき、多くの介護職員が「入居者の症状が改善されたとき」「入居者の“できること”が増えたとき」という風に答えます。

排泄介助も通常の介護と全く同じで、入居者と一緒になって「できた」ことを喜び、明るい雰囲気を作り出すことによって、楽しい時間に変えることができると言われています。
においを防ぐためのマスクや換気対策はもちろん、常に「できた」ことに目を向け、心の在り方を変えることによって、排泄介助に対する意識を変えて見ると上手くいくかもしれません。

体力がないので力仕事に自信がない

自力で動けない高齢者の移動を支援する介護職員、力がない人や体力に自信がない人でも働けるの?という点は確かに気になるところです。

てこの原理やボディメカニクスを上手く使い、入居者の残存機能を最大限に引き出す支援を行えば力がなくてもスムーズに支援できるものです。

一番大切なことは「どうしたら入居者が自発的に動きたくなるか」を考えて支援することです。
やみくもに腕を引っ張ったり、無理やり身体を動かそうとすると、入居者の関節にダメージを与えたり、筋力の衰えを増長してしまう可能性があります。

介護職員自身も、無理な力を加えると腰や腕への負担をかけてしまいます。
それらの無駄な力を極力減らし、長く働き続けられるようにしたいものです。

当施設では、無資格の職員には介護入門資格の「初任者研修」という研修を受けて頂いて、介護の基礎から学んで頂いています。

変則な勤務体制が心配

土日を休める職種を希望されている方は、シフト制の勤務体制に少し抵抗があるかもしれません。

当ホームでは、各スタッフの希望をもとに毎月のシフトを確定する仕組みになっています。
ひと月前に希望休を出して頂くと次月のシフトに組み込みます。

他のスタッフと協力し合い、互いに補いあいながら働くことが大切です。

2、介護職の将来が不安

観光業、飲食業、製造業など、多くの業種がコロナ禍によって影響を受けました。
介護業界もまた、感染対策に日々追われながら業務を懸命にこなしています。

高齢者の人口が多数を占める日本においては、介護の仕事は決してなくなることはありません。
介護職員の平均年齢は44.3歳と高く、さらに訪問ヘルパーに至っては54.0歳と、いずれも年齢の高いスタッフが活躍していることがわかります。

通常であれば年齢が上がるにつれて、働き続けることが難しくなってくるものですが、介護業界では長く働き続けている人が多いということがわかります。

待遇面でも年々改善されており、長く働くほど給料がアップする傾向にあります。
初任者研修、実務者研修、介護福祉士などの資格手当もあります。
当法人では退職金制度の導入も行っています。

3、介護職の就職に不安

介護職は医療分野と同様、高齢者の命に関わる重要な仕事です。

そのため、未経験でも通用するか心配だと思う人もいるかもしれません。
しかし、介護業界はいつでも新しい人財を歓迎しており、未経験でもやる気と、ご高齢者に対して尊敬の気持ちがあれば、十分働くことはできます。

仕事をしながらでも、初任者研修、実務者研修を受講し、最終的に国家資格である「介護福祉士」の試験に合格することも可能です。
国家資格に合格することにより、介護福祉士としての自覚とプライドが身に付きます。